小児難聴
子どもの難聴は、生まれながらの難聴と、成長の過程で起こる難聴とに分けられます。 生まれながらの難聴の原因は遺伝、妊娠中の感染、早産、奇形などです。最近の研究では、半数以上が遺伝によるものと推定されています。
View Article動脈管開存症(PDA)
動脈管とは、赤ちゃんがお母さんのお腹の中にいるとき(胎児期)に、肺動脈から大動脈への抜け道になっている血管のことをいいます。胎児期には肺で呼吸をしないため、肺動脈から肺へ多くの血液を送る必要がなく、肺動脈から大動脈へと肺をバイパスして血液を送る仕組みになっています。
View Article脳動静脈奇形
脳動静脈奇形は、生まれる前(胎児期)から小児のときにかけてできる脳の血管の奇形で、ナイダスと呼ばれる異常な血管のかたまりを介して太い動脈と静脈が直接つながっています。通常遺伝することはなく、年間10万人に1人程度発生するまれな病気です。
View Articleエプスタイン病
心臓は内部が右(心)房・右(心)室・左(心)房・左(心)室の4つの部屋に分かれ、全身に血液を送るポンプの役割をしています。それぞれの部屋の間や血管への出口には血液の逆流を防ぐための弁がついており、右房と右室の間に三尖弁があります。エプスタイン病(エプスタイン奇形)はこの三尖弁に起こる形成異常で、生まれつきの心臓病(先天性心疾患)の0.5%にみられるまれな病気です。
View ArticleSGA性低身長症
SGAとは母胎にいる期間に応じた標準の体格に比べて、小さく生まれることを指します。SGA児のうち90%は生後2〜3歳で標準的な身長に追いつきますが、約10%は追いつくことができず低身長のままです。このような状態を「SGA性低身長症」といいます。
View Article大腿骨寛骨臼インピンジメント(FAI)
大腿骨臼蓋インピンジメント(FAI)は、大腿骨頭と寛骨臼のいずれか、もしくは両方に骨のでっぱりを伴う形態異常があることで、股関節を曲げたりひねったりする際に、関節の中で骨同士がインピンジメント(Impingement=衝突)を起こしてしまう状態です。股関節内でインピンジメントが繰り返されると、関節唇が損傷してしまい、股関節痛の原因となります。
View ArticleWPW症候群
WPW(ウォルフ・パーキンソン・ホワイト)症候群は、通常1本であるはずの心房から心室への電線(電気信号を伝える伝導路)以外に余計な電線(副伝導路)がある状態をいいます。
View Article